診療心理士

国家資格のない専門職

診療心理士は医療心理士ともいい、医療心理士国家資格制度推進協議会が国家資格に提案している資格の仮称です。
まだ国家資格と認められていないため、有資格者は1人も存在しません。

現代の日本では毎年多くの自殺者が発生し、うつ病などの精神疾患に陥っている人が増加しています。
また、大人だけではなく子供にも不登校児童や生徒が増加し、イジメが全国規模で起こり、大きな問題となっています。

精神的な病気にかかる人が増加しているのは、日本のストレス社会が大きく関わっていると言えます。
うつ病になってしまった人は、酷くなると仕事をすることができず、
不登校になってしまった子供は、家に閉じこもったまま大切な青春を失ってしまうのです。

このような精神疾患の増加を防ぐには、精神面をケアし、正常な精神状態に戻す心理的な治療が必要です。
しかし、日本では現在でも心理学関連の国家資格が存在しないのが事実です。

そこで、心理専門職として、診療心理士・医療心理士の資格が国会へ法案提出されたのです。
診療心理士・医療心理士は、法案では医師の指示に基づいて心理治療を行うとし、その活動領域は医療、保険、福祉に限定されていました。

しかし、様々な医療関連の団体から反対の声や疑問の声が上がり、未だに診療心理士・医療心理士の国家資格は実現していません。
心理学関連の国家資格は欧米では早くから存在し、近年では中国や韓国にも増える中、日本だけ無いのが現状です。

医療先進国である日本に、どうして心理学関連の国家資格が存在しないのか。
それは、国際的な遅れが生じているということになり、早々の解決が望まれています。

診療心理士と臨床心理士

心理学関連の国家資格が無い日本で唯一、一般的に知られている資格が臨床心理士。
臨床心理士は、診療心理士・医療心理士が活動領域にする、医療、保険、福祉をはじめ、教育、司法、労働、産業など、その活動領域は広いです。
診療心理士・医療心理士が医師の指示がなければ活動を行えないのに対し、心理学の専門職として、医師の指示が無くても独断で活動を行えます。

臨床心理士は、既に様々な所で活躍していますが、診療心理士・医療心理士が行うとされている活動内容は臨床心理士のそれと重なっている部分があるため、
そのせいで国家資格の法案が通らないという声も上がっています。
臨床心理士も国家資格ではなく民間資格なので、臨床心理士をさしおいて新しい国家資格を作るというのも難しいところがあるのでしょう。
診療心理士・医療心理士の国家資格にする活動は、現在も行われていますが何の目途もついていない状況です。

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